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資本主義社会攻略への道:第一ライフグループ(8750) を購入した話

4月も後半に入りました。

春のこの時期は相変わらず、不安定な天気が続きます。

桜や菜の花のピークは過ぎ、最近ではツツジが鮮やかに咲き誇っています。年齢を重ねるにつれて、こうした木や植物の活きいきとした姿、あるいは気候の変わり目そのものを楽しめるようになりました。何かに執念を燃やすのではなく、ただそこにある変化を愛でる。それが「借り暮らし」の本来の姿なのかもしれません。

先日、そんな穏やかな日常の中で、新しく「第一ライフグループ(8750)」という名の帆船に乗り込みましたので、ここに記録を残しておきます。

1. 1,410円という、ささやかな充足

日経平均株価が6万円台という未知の海域に突入し、半導体関連の銘柄が熱狂的に市場を牽引しています。巨大な資金が一箇所に集中し、激しく流れていく。私はその奔流を少し離れた場所から眺めながら、ひっそりと、1,410円で指値を刺しました。

事前に設定していたアラートは1,413円。

表面利回りが 3.75%となる、私にとっての「心地よい水準」を示す数字です。

結果として、目標より3円安い1,410円で約定。

2026年9月に25.5円、2027年3月に27.5円。合わせて年間53円という戦利品(配当)を手にすることになります。

この3円の差を笑うなかれ。

この小さな積み重ねこそが、旅先でのちょっといい夕食や、移動の際のささやかなアップグレードを生んでくれるのです。


2. 船体のコンディションを確かめる

この帆船を仲間に加えるにあたり、そのスペック(ファンダメンタルズ)を静かに確認しておきました。

  • 割安度(PER 16倍 / PBR 1.1倍): 業界平均と比較して、特別に「お買い得」というわけではありません。ただ、法外な乗船料を求められているわけでもない。今の私には、それで十分です。
  • 収益性(ROE 10.9%): 8%以上を一つの目安としていますが、この船はしっかりとそれに応える馬力を持っています。
  • 配当性向(30.95%): 業界平均が35〜50%であることを考えると、まだ倉庫には十分な余力があります。いずれこの余裕が、さらに私の旅を軽やかにしてくれるかもしれません。

3. 時代の風と、広がる航路

この船が進む海域には、追い風と少しの霧が共存しています。

一つは、金利の上昇という時代の風。

金融・保険というセクターには今、確実な追い風が吹いています。この帆船に乗り込むには少し遅すぎたかもしれませんが、ゆったりと波に乗る分には悪くない。

もう一つは、縮小していく国内という内海。

日本の人口減は避けられない現実ですが、この船はすでに海外へと大きく舵を切っています。利益の3〜4割を北米やオーストラリア、アジア諸国で稼ぎ出す。国内の先細りを世界の成長で補うそのしなやかさは、リスクを分散しながら生きる私のスタイルにも重なります。


結論:回る地球の上で、ただ佇む

株主優待として「健康相談」や「人間ドック」の権利が付いてきますが、今の私にはまだ必要のない装備です。今はただ、この大きな資本がもたらす静かな安心感を、バックパックの底に忍ばせておくだけでいい。

「人はみな地球のどこかを借り暮らししている」

一箇所に留まり、すべてを独占しようとするのは重すぎます。

適正な価格で船の一席を借り、その恩恵を享受しながら、流れるように生きていく。

目標1,413円に対し、1,410円でのエントリー。

下げてくれた市場に感謝……とは言いませんが、自分のリズムで一歩を踏み出せたことには、小さく満足しています。

それでも地球は回っている。

ツツジの次は何が咲くのか。それを楽しみにしながら、また次の旅の計画を練るとしましょう。

タイラセイジ

After all, we're all just borrowing this earth together.

この記事を書いた人

地球の一時的な住人で兼業投資家。真の豊かさとは所有ではなく、借り暮らしであることを証明するために模索中。

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